
魚の美味しい焼き方
How to broil
魚を焼くときに昔から言われている言葉があります。
ひとつは「川は皮から、海は身から」
川の魚は皮から、海の魚は身から焼いたほうが美味しくなるという言葉です。
理由は川の魚はヌメリや臭みがあるため皮から、逆に海の魚は身が割れてしまう恐れがあるためです。
もうひとつは「強火の遠火」
これは炭火のように強火で、少し離れた距離で焼くことで、むらなく均一に火が通ります。
火力が弱すぎると水分が先に抜け落ちてしまい、パサパサしてしまいます。
ここでは魚の焼き方を3通り紹介したいと思います。
①グリルで焼く場合
<準備>
まずグリルに水を張ります。
※ものによっては張らなくてもいいものもあるので、ご確認ください。
次にグリルを5分ほど温めておきましょう。そうすることで皮がパリッと焼きあがります。
網に薄く油を塗っておくと、くっつきにくくなります。
<焼き>
両面焼けるグリルなら問題ありませんが、片面の場合は身から焼きましょう。
(焼く割合は身6:皮4もしくは7:3位で)
奥のほうが火力が強いので、頭を奥に、尻尾を手前にして焼きましょう。
また、火力が強すぎると表面だけ焦げて、中は生焼けになってしまうので注意が必要です。
中火でじっくりと焼き上げ、表面がこんがり焼きあがれば完成です。
不安な場合、中身を確認しながら焼いてみてください。
②フライパンで焼く場合
<準備>
グリル同様、薄く油を敷きます。
アルミホイルやクッキングペーパーを敷いてもらうと、より上手に焼きあがります。
テフロン加工のフライパンの場合は敷かなくても大丈夫です。
<焼き方>
こちらもグリル同様、身から中火でじっくりと焼いてください。
目安は大きい魚は身4分、皮3分。
小さい魚は身4分、皮2分です。
最後に蓋をして軽く蒸すと、よりふっくらとなります。
グリルと比べると煙が少なく、個人的には家庭で調理するにはフライパンがおすすめです。
③七輪で焼く場合
<準備>
こちらも同様に網に少し油を塗っておくと、くっつきにくくなります。
炭はできれば備長炭を使うのがおすすめです。
<焼き方>
片面が焼けたら、裏返し片面を焼いてください。
何度も裏返す必要はありません。
家庭で魚を焼くときにわざわざ七輪で焼くとなると煙が出たり、準備に手間がかかりますが、本当は炭火で焼くのが一番美味しいです。
野外でのBBQなど機会があれば、肉だけでなく魚も焼いてみてください。
きっと普段の家庭の焼き魚より一層美味しく召し上がっていただけます。
